iPadにも韓国eSIMは入れられるのか、モデル番号ひとつで分かれます

Wi-Fi + Cellularモデルなら入れられて、Wi-Fiモデルなら入れられません。 アップルのサポート記事「iPadでeSIMを設定する」がeSIM対応として挙げているiPadは、どれも名前の最後に「Wi-Fi + Cellular」が付くモデルで、Wi-Fiモデルは一つも載っていません(2026年9月19日確認)。Cellularモデルであれば、ケダントの韓国eSIMのように電話番号がなくデータだけを使う回線は、iPadの使い方にそのまま合います。以下は、アップルとサムスンの公式サポート、ケダントの規約と案内、ケダントのeSIM供給元のFAQに書かれている内容だけで整理しました。
自分のiPadがeSIM対応かどうかは、どう確かめる?
「設定」>「一般」>「情報」で「モデル番号」を一度タップし、「A」で始まる番号を出して、アップルの「iPadのモデルを識別する」ページでWi-FiモデルかWi-Fi + Cellularモデルかを確かめます。 アップルの案内では、「モデル番号」の右側には最初に部品番号が表示され、それをタップするとモデル番号に切り替わります。たとえばiPad(A16)の場合、A3354がWi-Fiモデル、A3355がWi-Fi + Cellularモデル、A3356が中国本土向けのWi-Fi + Cellularモデルです(2026年9月19日確認)。
アップルがeSIM対応として挙げているiPadは次のとおりで、すべてWi-Fi + Cellularモデルです。
| シリーズ | eSIM対応のWi-Fi + Cellularモデル |
|---|---|
| iPad Pro | 13インチ・11インチ(M4、M5)、11インチ(第1~第4世代)、12.9インチ(第3~第6世代) |
| iPad Air | 13インチ・11インチ(M2、M3、M4)、第3~第5世代 |
| iPad | A16、第7~第10世代 |
| iPad mini | A17 Pro、第5・第6世代 |
iPad(A16)、iPad Pro(M4)、iPad Air(M2)、iPad mini(A17 Pro)以降のCellularモデルには物理的なSIMカードがなく、eSIMでしかモバイル通信につながりません。通信事業者で買ったCellularモデルなら、もう一点確認が要ります。アップルのiPadユーザガイドは、iPadにも携帯電話サービスプロバイダの契約が適用され、サービスプロバイダやローミングの切り替えが制限される場合があると書いています。ケダントの端末の確認ページはiPhone、Galaxy、Pixel、そのほかのAndroidスマホだけを扱っているため、iPadは上の一覧で判断します。
電話番号のないeSIMをiPadに入れて、困ることはない?
ありません。アップルは、Wi-Fi + Cellularモデルは携帯電話サービスに対応しておらず、モバイルデータ通信でのデータ転送のみに対応していると明記しています。 iPadで電話をかけるにはWi-Fi通話とiPhoneを使う、というのが同じページの案内です(2026年9月19日確認)。ケダントの韓国eSIMは電話番号もSMSもないデータ専用回線なので、iPadがもともと使えない機能が抜けているだけで、使える部分はそろっています。韓国向けのプランは、毎日1GB(3・4・5・7・10・15日)と毎日2GB(5・7・10日)の日割り型、合計1GB(7日)と3・5・10・20・50GB(30日)の容量型です。日割り型はその日の分を使い切ると1Mbpsに落ち、容量型は使い切った時点で終わります。料金を含む全プランは韓国eSIMのページにあります。
日本で契約しているプランがiPadに入っていたら、どうなる?
iPadは複数のeSIMを記録できますが、一度に使えるeSIMは1つだけです。 アップルのiPadユーザガイドにある一文です。韓国eSIMを使っている間、普段のデータプランは記録されたまま休んでいる状態になり、切り替えは「設定」>「モバイルデータ通信」で「SIM」の下にある使いたいプランをタップして行います(2026年9月19日確認)。普段の番号を生かしたまま旅行用回線を1本足すスマホのデュアルSIMとは、仕組みが違います。iPadでは、いま選ばれているプランがそのままデータの出どころになるので、韓国ではまず韓国eSIMが選ばれているかを見ます。
iPadでは、どこから追加する?
「設定」>「モバイルデータ通信」で「その他」をタップし、ケダントのQRコードをフレームに収めるか、情報を手動で入力します。 アップルのiPadユーザガイドは、この画面の使い方を3つに分けています。最初のプランは通信事業者を選んで設定し、2つ目以降は「新規プランを追加」、通信事業者から支給されたQRコードは「その他」です。アップルの日本語ページの中には同じメニューを「モバイル通信」と書いたものもあるので、どちらか表示されているほうから入ってください(2026年9月19日確認)。
「設定」アプリを通らない方法も、アップルの「iPadでeSIMを設定する」に載っています。
- カメラで読み取る: カメラアプリでQRコードをスキャンし、「モバイル通信プランが検出されました」という通知をタップしてから、「続ける」「モバイル通信プランを追加」の順にタップします。
- QRコードが同じiPadの画面にあるとき: iPadOS 17.4以降なら、メールやWebページにあるQRコードを長押しして「eSIMを追加」をタップします。
- リンクから: iPadOS 17.4以降でリンクをタップし、新しいeSIMのアクティベートに関する通知が出たら「許可」、続いて「続ける」をタップします。
ケダントの注文ページはQR画像の下にSM-DP+アドレスとアクティベーションコードを別に表示しているので、手動で入力するときはその値を貼り付けます。注文ページのボタンは「iPhone ワンタップインストール」という名前ですが、アップルはリンクをタップしてインストールする方法をiPadOS 17.4以降のiPadにも案内しています。
韓国に着いたら、iPadで何をオンにする?
韓国eSIMのプランを選んだ状態で「モバイルデータ通信」をオンにし、「通信のオプション」の「データローミング」をオンにします。 アップルのiPadユーザガイドはこのローミングのスイッチを「通信のオプション」の中に置き、旅行中はローミングによる請求を避けるためにオフにするよう書いています。これは日本の通信事業者のプランを海外で使う場合の話です。ケダントのeSIM供給元のFAQは、旅行用eSIMではデータローミングをオンにして普段のSIMのローミングはオフにするよう求め、旅行用eSIMのローミングは必須だとしています(2026年9月19日確認)。iPadは一度に1つのプランしか使わないため、韓国にいる間に普段のプランへ戻す必要が出たら、切り替える前にデータローミングをオフにしておきます。
スマホに入れたQRコードを、iPadにも使える?
使えません。ケダントのQRコードはインストールが1回だけで、一度ある端末に入ったeSIMは別の端末に移せません。 ケダントのインストール案内はQRコードのインストールは1回だけと書いており、供給元のFAQも「each QR code can be scanned by a unique device ID once, and not transferred to another device later」と答えています(2026年9月19日確認)。スマホとiPadの両方で韓国のデータを使うなら注文も2件必要で、どのQRをどの端末に入れるかは読み取る前に決めておきます。間違った端末に入れてしまうと、まだ開通前でも、ケダントの返金ポリシー上は返金されません。ポリシーは、QRコードの読み取りなどでeSIMが端末にインストールされた時点で商品の提供が完了したものとみなしているからです。
スマホのテザリングにiPadをつなぐのと、何が違う?
テザリングならeSIMは1つで済みますがiPadはスマホのそばを離れられず、iPad専用のeSIMは注文が1件増える代わりにスマホと離れていてもつながります。 ケダントのeSIM供給元のFAQは「All of our eSIMs have enabled hotspot data sharing with other devices as enabled by the device maker」と書いています。スマホに入れた韓国eSIMのデータを、端末メーカーが認める範囲でiPadに分ける方法も使えるということです(2026年9月19日確認)。
| スマホのテザリングにつなぐ | iPadに別のeSIM | |
|---|---|---|
| 追加費用 | なし | 注文1件分(いちばん小さい韓国プランは合計1GB・7日で4,900ウォン($3.63)) |
| データ | スマホのプランの容量を一緒に使う | iPadの分が別にある |
| スマホとの距離 | 近くにいないとつながらない | 関係ない |
| オンにしておくもの | スマホのテザリング(インターネット共有) | iPadのプラン選択とデータローミング |
| 使えるiPad | Wi-Fiモデルも可 | Wi-Fi + Cellularモデルのみ |
料金は2026年9月27日時点のケダントの韓国プランです。スマホでテザリングをオンにする手順はノートPCへのテザリングの記事に、何人かで1つのeSIMを分けるときの計算はグループ旅行の記事にまとめています。
Galaxy Tabはどの機種が対応している?
サムスン日本のページがeSIM対応として挙げているタブレットはTab S9 FE+ 5Gの1機種だけで、「Wi-FiのみのタブレットモデルはeSIM機能に対応していません。」とも書かれています。 一方、サムスン韓国とシンガポールのページはGalaxy Tab S11・S11 Ultra、S10+・S10 Ultra、S9・S9+・S9 Ultra、S10 FE、S9 FE・S9 FE+、Tab Active5 Pro・Active5まで挙げており、どの国で買った端末かによって対応が変わります(2026年9月19日確認)。サムスン日本のページ自体も、一覧に載っていても発信国によってはeSIMがサポートされない場合があると注意しています。追加の手順はスマホと同じ「設定」>「接続」>「SIM マネージャー」>「eSIM を追加」>「QR コードをスキャン」で、コードを打ち込むときは同じ場所の「有効化コードを入力」を選びます。
ただし、ケダントのeSIM供給元が公開している対応機種リスト(2025年9月更新)には、「only iPads with 4G connectivity」という条件付きのiPadの項目はあっても、Galaxy Tabの項目はありません。そのためGalaxy Tabでつながるとケダントが確認できる根拠は、まだありません。規約として言えるのはここまでです。端末が非対応でeSIMがインストールされなかった場合は全額返金されますが、インストール後は返金されません。
出発前に、iPadでまず何を見る?
iPadをかばんに入れる前に、「設定」>「一般」>「情報」を開いて「モデル番号」を一度タップします。「A」で始まる番号がアップルの一覧でWi-Fi + Cellularと出れば、韓国eSIMをもう1件買うか、スマホのテザリングでしのぐかを選ぶだけです。Wi-Fiモデルと出れば迷う必要はなく、韓国でのiPadのネットはスマホのテザリングとホテルのWi-Fiが担います。2件目を注文したなら、QRコードのメールをiPadで開いてQRを長押ししてそのまま入れ、スマホ用のQRはスマホのために残しておきます。
データは出発前に用意を
SIMはそのままで、データ回線を1つ足すだけです。普段の番号は今のSIMに残ります(海外で電話やSMSを受け取れるかは、ご契約の通信会社のローミングによります)。
国別eSIMを見る