Kedanto

韓国eSIMのデータを使い切ると、毎日型は遅くなり、総量型は止まります

2026-09-16
ソウル・ボラメ公園の街灯に取り付けられた公衆Wi-Fi機器と無料利用の案内板
写真: Striker9498, CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

旅行3日目の夕方、地図が急にくるくる回るだけになります。データを使い切ったのでしょうか。だとしたら、これからどうなるのでしょう。

答えはどちらの商品を買ったかで完全に分かれます。 片方は遅くなるだけでつながり続け、もう片方はその場で終わります。そして韓国eSIMにはチャージという選択肢がありません。 この三つを知っていれば、あわてる場面が減ります。

自分が買ったのはどちらか?

ケダント(Kedanto)の韓国商品は二種類です。商品名に「毎日」が付いていれば毎日型、「合計 N GB」と書かれていれば総量型です。

  • 毎日型 — 毎日1GBまたは毎日2GB。その日の分を使い切ると速度が落ちた状態でつながり続け、翌日また容量が入ります。
  • 総量型 — 合計1GBから合計50GBまで。1日の上限がないので使いたい日にまとめて使えますが、総量を使い切った時点で終了します。

購入時のメールや注文ページで商品名を見れば、どちらかはすぐ分かります。

毎日型は本当に切れないのか?

切れません。速度が1Mbpsに落ちた状態で接続が保たれます。

この数字はケダントが決めたものではなく、eSIMを供給している会社が商品仕様に書いている値です。ケダントが扱う毎日型の供給元パッケージ名がそもそも「South Korea 1GB/Day FUP1Mbps」で、使い切ったあとの速度を書く項目に「1 Mbps」が入っています(2026年9月16日、供給元カタログで確認)。商品説明にある「低速無制限」の低速がこれです。

そして日付が変わればその日の分がまた入ります。3日目に1GBを使い切っても、4日目の朝には元の速度に戻ります。

1Mbpsでは何ができるのか?

動画サービスが公開している推奨速度と並べると位置が見えます。

  • YouTubeの公式システム要件は、基本の視聴に500Kbps以上、映画・テレビ番組・ライブ配信の視聴に1Mbps以上と書いています。解像度別の推奨速度は360pが0.7Mbps、480pが1.1Mbpsです。1Mbpsは360pには十分で、480pにはわずかに届かない位置です。
  • Netflixが案内する一番低い等級はHD 720pで3Mbps以上です。1Mbpsはその3分の1なので、快適に見るのは難しいところです。

地図とメッセージのほうは事情が違います。両方とも1時間あたりのデータ使用量を公式数値として出していないため「何Mbpsあれば足りる」と断定できる根拠はありませんが、ケダントのデータ計算機は1Mbpsで地図とメッセージは使え、動画は画質を落とす必要があると案内しています。

地図で道を探し、メッセージで連絡するのが旅行中のデータ利用の大半なら、毎日型の速度制限は大きな事件ではありません。毎晩宿で動画を見る旅なら話は変わります。

総量型は使い切ると何が止まるのか?

全部止まります。総量型には低速に切り替わる段階がありません。 供給元の仕様でも使い切ったあとの速度欄が空で、ケダントの商品案内も4か国語すべてで「総量を使い切るとそこで終了する」と書いています。

だから総量型を使う旅行者には残量を知ることが大事になります。ケダントは総量型商品の残りが15%を下回るとメールを一通送ります。 全体の容量と今の残りが一緒に書かれています。毎日型はどのみち翌日に入るので、このメールは送られません。メールを待たなくても、注文ページの「残りデータ」欄でいつでも残量と利用期限を確認できます。

データをチャージできるのか?

ケダントにチャージ機能はありません。 使っているeSIMに容量を足す方法がない、ということです。

データがもっと必要なら、新しいeSIMをもう一つ買って入れるのが方法です。端末にはeSIMの回線を複数保存できるので、新しく買った回線を追加して、データ回線だけそちらに切り替えます。どこを押せばよいかはiPhoneとGalaxyの設定画面の記事にまとめました。

使い切った回線は消さずに残しておいても構いません。並んでいても新しい回線の利用に支障はありません。

旅行中に買い足すなら何を選ぶか?

残りの日程の分だけで足ります。最初に買うときとは基準が違います。すでに旅の半分が過ぎているなら、残り半分に合わせた小さい商品が正解です。

  • 残り2日で地図中心なら、合計1GBや合計3GBで足りることが多いです。
  • 残りが長く毎日たっぷり使いたいなら、その日数の毎日型が楽です。
  • 日程別にどれくらい必要かは何日・何GBの記事と計算機に書いてあります。

ここに落とし穴が一つあります。新しいeSIMを入れるにはWi-Fiが必要です。 データが完全に切れた状態では、決済まではできてもインストールができません。宿やカフェのWi-Fiを先につかまえる必要があります。

公衆Wi-Fiも手です。科学技術情報通信部と韓国知能情報社会振興院が運営する公共Wi-Fiは、伝統市場・市内バス・住民センターなどで「Public WiFi Free」という電波で見つかり、セキュリティ接続は「Public WiFi Secure」にIDとパスワードを両方 wifi と入れます。ソウル市内ならソウル市が大通り・観光地・伝統市場・市内バスに敷いた「SEOUL_Secure」があり、IDとパスワードは両方 seoul です。一度つなげば次からは自動で接続されるとソウル市は案内しています。

データが残っているのに期間が先に終わったら?

商品ごとに利用期間が決まっています。期間が終わるとデータが残っていても使えません。 合計10GBを買って4GBしか使っていなくても、期限を過ぎれば残りの6GBは消えます。

反対に、入れただけでまだ開通していないeSIMは事情が違います。開通前の状態でしばらく保管できるので、出発前に入れておいても料金が先に流れることはありません。設置の時期の話は到着前インストールの記事にあります。

使い切ったeSIMは返金されるのか?

されません。ケダントの返金ポリシーは、eSIMは端末にインストールされた時点で、まだ開通していなくても通信網から回収できないため商品の提供が完了したものとみなし、インストール後は返金しないと定めています。データを使い切ったeSIMは、当然この中に入ります。

裏を返すと、インストール前なら話は別です。 商品を選び間違えたとQRコードを読み取る前に気づいたなら、全額返金を受けて買い直せます。QRコードがすでに発行されている場合は、注文番号を添えてお問い合わせからご依頼ください。

使い切る前に気づくには?

出発前に一度、旅の途中で一度見ておけばだいたい足ります。

一度目は買うときです。地図とメッセージ中心か、毎晩動画を見るかで必要な容量は何倍も変わります。計算機に日程と使い方を入れれば、どの商品が合うか出ます。

二度目は旅の途中です。総量型を買ったなら、半分ほど過ぎた日の夜に端末の設定で使用量を一度見ると、残りの日程に足りるか余るかがその場で分かります。毎日型ならこの心配自体がありません。その日の分を使い切っても遅くなるだけで、寝て起きればまた入っています。

明洞で夕食を終えて宿に戻る道で地図が少し遅く開いたなら、その日の分を使い切った合図です。地図は変わらず開きますし、翌朝には元の速度に戻っています。

データは出発前に用意を

SIMはそのままで、データ回線を1つ足すだけです。普段の番号は今のSIMに残ります(海外で電話やSMSを受け取れるかは、ご契約の通信会社のローミングによります)。

国別eSIMを見る

あわせて読む