Kedanto

Apple WatchやGalaxy Watchに、韓国旅行用のeSIMは入れられません

2026-09-23
夕暮れのソウル・清渓川(チョンゲチョン)沿いの遊歩道を歩く人たちと石橋、その奥に並ぶ都心のビル
写真: lumoplank, CC0 / Wikimedia Commons

Apple WatchにもGalaxy Watchにも、ケダントのような旅行用のデータeSIMは入れられません。 アップルは、Apple Watchでモバイルデータ通信を使うには「iPhoneとApple Watchで同じ通信事業者に契約」する必要があると書き、サムスン韓国のサービスセンターも、ウォッチの通信事業者がスマホの通信事業者と同じでなければ開通できないとしています(2026年9月19日確認)。どちらの会社も、ウォッチのモバイル通信を、スマホの通信事業者がウォッチ用に出すプランとして案内しています。公式の文書で確かめられる使い方は、韓国eSIMをスマホに入れ、ウォッチはスマホを経由して通知を受ける形です。

ウォッチにモバイル通信の機能があるかは、どう見る?

Apple Watchは、iPhoneのApple Watchアプリで「マイウォッチ」タブ>「一般」>「情報」と進んで「モデル番号」をタップし、出てきた「A」の番号をアップルの「Apple Watchの見分け方」のページで探します。 アップルの案内では、「モデル番号」には最初に「M」で始まる部品番号が表示され、タップすると「A」で始まる5桁のモデル番号に変わります。見分け方のページは、モデルごとにGPSとGPS + Cellularを分けて載せています(2026年9月19日確認)。GPSモデルにはモバイル通信の機能がないのでプランを入れる場所そのものがなく、インターネットにはiPhoneかWi-Fiを通してつながります。

Galaxy Watchは、スマホのGalaxy Wearableアプリで確かめます。サムスン米国のページではプランの設定はWatch settings(またはHomeタブ)>Mobile plansにあり、LTEモデルでなければこのMobile plansの項目が表示されない場合があると書かれています。

Apple Watchのモバイル通信には、どんなプランが入る?

iPhoneと同じ通信事業者がウォッチ用に出すプランだけで、プリペイドのアカウントは現在サポート対象外です。 アップルの「Apple Watchでモバイルデータ通信を設定する」(2026年9月18日公開)に書かれている条件は次のとおりです。

  • Apple Watch対応の通信事業者が提供している、対象となるモバイルデータ通信プランが必要です。
  • iPhoneとApple Watchで同じ通信事業者に契約し、その通信事業者のネットワークのサービスエリア内でウォッチのモバイルデータ通信を設定する必要があります。
  • プリペイドのアカウントや一部の古いアカウントは現在サポート対象外です。
  • 設定はiPhoneのApple Watchアプリで「マイウォッチ」タブ>「モバイル通信」>「モバイル通信を設定」と進み、通信事業者の指示に従います。
  • iPhoneとApple Watchは同じ番号を共有します。

ケダントの韓国eSIMは先に支払って受け取るデータ専用回線で、電話番号がありません。ウォッチと共有する番号がそもそもないということです。アップルの記事には、ウォッチでQRコードを読み取ってプランを入れる方法も出てきません。例外として書かれているのは「Apple Watchの子ども向け設定」で設定したウォッチがiPhoneと違う通信事業者を使える点だけで、同じ記事は、こうして設定したCellularモデルは国際ローミングに対応しないとも書いています。

iPhoneの2回線目に韓国eSIMを入れたら、ウォッチもその回線を使える?

アップルのデュアルSIMの記事は、iPhoneの2つのプランを両方ともウォッチに追加できるとしながら、「いずれのプランもApple Watchでの利用が可能で、対応する通信事業者のもの」であることを条件にしています。 「Apple Watch GPS + CellularモデルでデュアルSIMを使う」(2026年9月18日公開)は、最大5つまでプランを追加できても一度に接続できるのは1つだけで、プランはそれぞれ別々に請求され、プリペイドのアカウントは現在サポート対象外だと書いています。iPhoneの設定画面に韓国eSIMが2回線目として並んでいても、ウォッチがその回線を使えるわけではありません。iPhoneで旅行用回線に名前を付け、データ通信に使う回線を選ぶ場所はiPhoneとGalaxyの設定画面の記事にまとめています。

Galaxy WatchやPixel WatchのLTEなら違う?

向きは同じです。サムスン韓国のサービスセンターの案内は、開通したいウォッチの通信事業者が使っているスマホの通信事業者と同じかどうかを確かめるよう求めています。 この案内では、まず通信事業者のサイトか店舗で契約して開通し、そのあとスマホのWearableアプリのモバイルプラン設定からウォッチの中にeSIMを入れます。サムスン米国のページも、ウォッチのLTEを使うにはスマホと同じ通信事業者のプランが必要だとし、ウォッチのSettings>Connections>Mobile networksに入るとウォッチとスマホが同じ通信事業者かを確認する手順が出る場合があると案内しています(2026年9月19日確認)。サムスン香港のFAQのように、通信事業者から受け取ったQRコードをGalaxy Wearableアプリで読み取る地域もありますが、そのQRコードもウォッチのプランを契約した通信事業者が発行するものです。

グーグルのPixel Watchヘルプも、通話・SMS・データをすべて使うには、Pixel Watchと組み合わせるAndroidスマホが同じ通信事業者のネットワークを使う必要があると書いています。Pixel WatchのLTEに新しい番号は要らないものの別の回線の設定は必要で、対応する通信事業者でLTEを有効にするとスマホと同じ番号になる、というのがグーグルの説明です。

ケダントのQRコードを、試しにウォッチで読み取ってはだめ?

読み取りません。QRコード1枚で入れられる端末は1台だけで、入れたあとで別の端末に移すこともできません。 供給元のFAQは、複数のスマホで同じQRコードを読み取れるかという質問に「No」と答え、QRコードは固有の端末IDひとつにつき1回だけ読み取れ、あとから別の端末に移すことはできないと説明しています。ケダントのサポートページも、QRコードのインストールは1回だけと書いています。供給元がお客様向けに公開している対応機種リストにはiPhone、iPad、Androidスマホしかなく、ウォッチの項目はありません(2026年9月19日確認)。ウォッチ側でインストールが試みられてQRコードが使われてしまうと、韓国で本当に使うスマホに入れるQRが残りません。すでにそうなってしまったなら、まずインストールが完了したかどうかを確かめてください。ケダントの返金ポリシーは、インストールに失敗してeSIMが入らなかった場合は、供給元で未インストールが確認されれば全額返金するとしていますが、インストールが完了したあとは、まだ開通していなくても返金しないと定めています。

日本で契約しているウォッチのプランは、韓国でも使える?

契約している通信事業者がウォッチの国際ローミングに対応していて、ウォッチをiPhoneのローミングプランに追加している場合だけです。 アップルは、watchOS 9.1以降ではCellularモデルのApple Watch Series 5以降、SE以降、Ultra以降で国際ローミングを利用でき、そのためにはiPhoneの通信事業者に連絡してウォッチをiPhoneのモバイル通信ローミングプランに追加してもらう必要があり、通信事業者がVoLTEとローミングに対応していなければならないと書いています(2026年9月19日確認)。オンにする場所はウォッチの「設定」>「モバイル通信」>「データローミング」です。

アップルはもう一点書いています。CellularモデルのApple Watchには米国、中国本土、ヨーロッパ/アジア太平洋の地域別モデルがあり、iPhoneとは違って世界中のすべての周波数帯に対応するモデルはありません。通信事業者にローミングを問い合わせるとき、韓国で使えるかまで一緒に聞いておくべき理由です。グーグルはPixel Watch 2について「Pixel Watch 2 supports roaming within each region of the EU, UK, and APAC or North America. It doesn't support roaming between these regions.」と書き、地域をまたぐローミングには対応しないとしています。Galaxy Watchについては、サムスン米国のページがウォッチのMobile networksの画面にData roamingの項目があるとし、香港のFAQはデータローミングの申し込みは可能なので通信事業者に問い合わせるよう答えています。

ローミングの答えが「使えない」だったなら、ウォッチのモバイル通信をオンにしておく理由は薄れます。アップルはモバイルデータ通信を長い間オンにしたままにするとバッテリーが消耗しやすくなると書き、サイドボタンで開くコントロールセンターのモバイル通信のボタンからオン/オフを切り替えられると案内しています。

ウォッチをスマホのそばに置いておくと、韓国で何ができる?

スマホが韓国eSIMでインターネットにつながっていれば、ウォッチはスマホを経由して通知を受け取ります。 アップルによると、Apple Watchは利用できる通信の中からいちばん省電力なものに自動で切り替わり、iPhoneが近くにあればiPhoneに接続します。通知はApple WatchかiPhoneのどちらか一方に届き、iPhoneのロックが解除されていればiPhoneに、iPhoneがロック中かスリープ中であれば、ウォッチがロックされていない限りウォッチに届きます(2026年9月19日確認)。スマホをポケットに入れて歩いている間にメッセージアプリの通知が手首に来るのは、この仕組みのためです。

Galaxy Watchでは、サムスンのリモート接続(Remote connection)が同じ役割を果たします。サムスン米国のページは、この機能がGalaxyスマホで受け取った通知・メッセージ・メールをそのままウォッチに送り、ウォッチが初めてBluetoothでスマホにつながったときに自動でオンになると書いています。Bluetoothモデルでリモート接続を使うにはWi-Fiへの接続とSamsungアカウントが必要です。オン/オフの場所は、Wear OSモデルならGalaxy WearableアプリのWatch settings>Advanced features>Remote connectionです。

スマホをホテルに置いて出かけたら、ウォッチで何ができる?

iPhoneの電源が切れているときや通信範囲外にあるときは、Apple WatchはWi-Fiネットワークでデータを送受信でき、セルラーモデルならモバイルデータ通信にもつながります。 アップルの「iPhoneが近くにない状態でApple Watchを使う」は、Wi-Fiやモバイルデータ通信につながっていれば、メッセージの送受信、マップでの道案内、音楽のストリーミングなどができるとしています。まったくつながっていなくても、ワークアウトの記録、アラーム・タイマー・ストップウォッチ、ウォッチにダウンロードしておいた音楽の再生、心拍数の確認は使えます(2026年9月19日確認)。

同じページの注記は、もう一つ条件を挙げています。セルラーモデルのApple WatchでSMS、MMS、他社製アプリのプッシュ通知を受けるには、ペアリングしたiPhoneの電源が入っていてWi-Fiかモバイルデータ通信につながっている必要があり、近くにある必要はありません。日本のウォッチのプランをローミングで使いながらスマホをホテルに置いて出るなら、スマホの電源と韓国eSIMのデータをオンにしたまま出かけないと、手首へのメッセージの通知が途切れます。

出発前に、ウォッチで決めておくことは?

荷造りを終えてウォッチを充電器に載せた夜なら、Apple WatchアプリかGalaxy Wearableアプリを開いて、ウォッチがGPSモデルかCellularモデルかをまず確かめます。GPSモデルならやることはありません。ケダントのQRコードはスマホに入れ、ウォッチはスマホのそばで通知を受けます。Cellularモデルに日本のプランが付いているなら、ウォッチが国際ローミングに対応しているか、韓国でも使えるかを出発前に通信事業者に聞いておきます。答えが「使えない」なら、仁川空港に着いてスマホのデータ回線を韓国eSIMに切り替えるついでに、ウォッチのコントロールセンターでモバイル通信をオフにしておけば十分です。スマホで旅行用回線に切り替える手順はiPhoneとGalaxyの設定画面の記事に、支払い前にスマホそのものを確かめる方法はスマホ確認の記事にあります。

データは出発前に用意を

SIMはそのままで、データ回線を1つ足すだけです。普段の番号は今のSIMに残ります(海外で電話やSMSを受け取れるかは、ご契約の通信会社のローミングによります)。

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