韓国eSIMの「開通」は正確にいつなのか、返金が終わるインストールと利用期間が始まる開通

ケダント(Kedanto)の韓国eSIMでは、開通はインストールした瞬間ではなく、韓国でその回線が初めて通信網につながった瞬間です。注文ページはこれを「韓国に着いてデータローミングをオンにすると開通し、そこから利用期間が始まります」と案内しています。ただし、返金と利用期間は同じ瞬間には切り替わりません。返金はインストールした時点で終わり、利用期間は開通した時点で始まります。 QRコードを読み取る前なら全額返金でき、インストールしたあとは、まだ開通していなくても返金されません。利用期間のほうは、インストールしただけでは減らず、開通してから減り始めます。
日本の携帯電話でいう「開通手続き」のように、利用者が申し込む操作はケダントにはありません。そして規約にも「開通とは何か」を技術的に書いた文はありません。そこでこの記事では、規約・返金ポリシーの原文と注文ページの文言をそのまま引き、そこから確認できることだけを書きました(2026年9月19日確認。返金ポリシーは2026年9月30日の改定後の文言で確認)。
QR発行・インストール・開通は、それぞれどの瞬間?
eSIMが端末でデータを運ぶまでに、三つの瞬間を通ります。名前が似ていて混ざりやすいのですが、返金の方法と利用期間がかかる位置はそれぞれ違います。
| 瞬間 | 何が起きるか | 注文ページのバッジ | 利用期間 |
|---|---|---|---|
| QR発行 | 決済後、インストール用のQRとコードがメールと注文ページに出ます。通常は1分以内です | インストール前 | 減らない |
| インストール | QRを読み取り、eSIMプロファイルを端末にダウンロードします。Wi-Fiが必要です | インストール済み・開通待ち | 減らない |
| 開通 | 韓国で旅行用回線が初めて通信網につながります | 利用中 | ここから数える |
「使い始め」という四つ目の瞬間が別にあるわけではありません。ケダントの注文ページでは、開通した時点がそのまま利用期間の始まりです。
ケダントの規約は開通をどう書いているか?
関係する文は二つの文書にあります。まず利用規約第2条(商品の性質)の二項目です。日本語訳の文言をそのまま引きます。
「eSIMはデジタルコンテンツであり、QRコードの発行時に提供が開始されます。」
「QRコードの発行前であれば、いつでも注文をキャンセルし、全額返金を受けることができます(申込みの撤回)。発行後の返金は返金ポリシーに従います。」
次に返金ポリシーの「インストール後(未開通の場合を含む)」の全文です。
「返金されません。QRコードの読み取りまたはインストール用コードの入力によりeSIMが端末にインストールされると、まだ現地の通信網に接続(開通)していなくても、通信網から回収することができないため、商品の提供が完了したものとみなします。旅行の日程が確定してから、出発前にWi-Fi環境でインストールしてください。」
二つを続けて読むと骨組みが見えます。商品の提供はQR発行で始まり、インストールで完了します。 開通については「現地の通信網に接続(開通)」という言い方があるだけで、どの技術的な出来事を開通とみなすのかは書かれていません。なお、翻訳ページには、解釈に相違があるときは韓国語の原文が優先すると明記されています。
その代わり、返金ポリシーは誰が判定するかを決めています。QRコード発行後・インストール前の場合について「供給事業者のシステムでインストール・使用の記録がないことを確認のうえ対応いたします」と書いています。つまり判定の基準は端末の設定画面ではなく、供給事業者のシステムの記録です。
インストールしただけで開通したことになる?
なりません。ケダントの注文ページは、供給事業者が残すインストール時刻と開通時刻を別々に読み取ります。 インストールだけのeSIMには「インストール済み・開通待ち」を表示し、開通時刻が記録されてはじめて「利用中」に切り替えます。端末にプロファイルが入っただけでは利用中にならないようにしてあるのです。
ただし、返金ポリシーが線を引く場所は違います。「インストール後(未開通の場合を含む)」を一つの項目にまとめ、返金しないとしています。まだ開通していないことは、返金には関係しないということです。ですから出発の数日前に自宅のWi-Fiでインストールを済ませると、利用期間はインストール前と同じまま残りますが、返金はその時点でなくなります。インストールは、旅行の日程が確定してから、出発前にWi-Fi環境で済ませてください。
注文ページがすすめる順番も、この区別に沿っています。インストール手順の下に「インストールは事前に済ませ、データローミングは到着後にオンにしてください。」とあります。端末ごとにどこを押すかはiPhoneとGalaxyの設定画面の記事に、なぜ出発前に入れておくのかは到着前インストールの記事に書きました。
利用期間はインストールした日から?開通した日から?
開通した日から数えます。 注文ページの開通期限の下には「この日までに開通すれば大丈夫です。利用期間は開通した日から数えます。」と書かれています。
2026年9月時点のケダントの韓国商品は、毎日1GBが3・4・5・7・10・15日、毎日2GBが5・7・10日、総量型が合計1GBで7日以内、合計3・5・10・20・50GBで30日以内です。この日数はすべて開通の瞬間から進みます。月曜の夜に自宅で5日間プランを入れ、木曜の午後に仁川に着いて開通したなら、5日間は木曜の午後に始まります。
開通したあとは、自分で日付を数える必要はありません。注文ページの日付欄の名前が「開通期限」から「利用期限」に変わり、その横に日付と残り日数が出ます。1日を24時間単位で数えるのか日付単位で数えるのかは商品ページに書かれていないので、この欄の日付を基準にするのが確実です。日程に合う日数の選び方は何日・何GBの記事にあります。
開通しないeSIMはいつまで置いておける?
2026年9月19日に供給事業者の商品仕様を確認したところ、ケダントの韓国商品が使う供給元パッケージ8つすべてで、開通しないまま置ける期間が180日と記載されていました。毎日型でも総量型でも同じです。
自分のeSIMの期限は計算しなくても大丈夫です。開通前は、注文ページの「残りデータ」カードの下のほうに「開通期限」欄があり、日付と残り日数が一緒に表示されます。
期限を過ぎたあとの扱いは、規約にも返金ポリシーにも定められていません。返金の条件は「インストール前なら全額返金」ですが、期限を越えたeSIMをどうするかは文書にない、ということです。まだQRコードを読み取っていない注文で、旅行が期限の外にずれ込みそうなら、期限が来る前に返金を申し込むのが安全です。 インストール済みのeSIMは、開通期限の前でも返金されません。
注文ページのバッジはそれぞれ何を意味する?
QRが発行された注文には、注文ページに「残りデータ」カードができ、カード右上のバッジがいまの段階を示します。バッジを見れば返金の経路も決まります。
| バッジ | 意味 | 返金 |
|---|---|---|
| インストール前 | QRは出たが、まだ端末に入れていない | 供給事業者でインストール・使用の記録がないことが確認されれば全額 |
| インストール済み・開通待ち | 端末に入っていて、まだ開通していない | 返金なし(供給事業者の障害は例外) |
| 利用中 | 開通済みで、利用期間が進んでいる | 返金なし(供給事業者の障害は例外) |
| データ使い切り | 総量を使い切った | 返金なし |
| 利用終了 | 利用期間が終わった、または回線が終了した | 返金なし |
バッジは供給事業者の記録を読み込んで変わります。カードの下の「読み込み直す」を押すと改めて確認し、画面には「通信網の事情で、実際の使用量の反映が数分遅れることがあります。」と添えてあります。韓国に着いてデータがつながったのにバッジがまだ「開通待ち」なら、数分後に読み込み直してみてください。
インストール前の全額返金はどんな手続き?
QRが出る前か後かで、道が二つに分かれます。
QR発行前。 返金ポリシーは、注文確認ページの[注文をキャンセルして全額返金を受ける]ボタンから自分でキャンセルするよう書いています。ただしこのボタンは、発行が遅れているか失敗した注文の画面にだけ表示されます。発行は通常1分以内に終わるので、ほとんどの注文ではボタンを目にする前にQRが出ます。ボタンを押すと、全額を返金するという確認の文言がもう一度表示され、その場で返金されるか、「キャンセルを受け付けました」に移って1営業日以内に処理されます。入金までは決済手段により1〜3営業日かかると返金ポリシーは書いています。
QR発行後、インストール前。 この段階にボタンはありません。support@kedanto.com に注文番号を添えて返金を申し込むと、供給事業者のシステムでインストール・使用の記録がないことが確認されたあとに全額返金されます。確認は申し込みを受けてから行われるので、メールを送ったあとはQRコードを読み取らないでください。すでにインストールしたeSIMは、まだ開通していなくても、この手続きの対象になりません。
規約第2条の「申込みの撤回」は前者、QR発行前のキャンセルを指します。発行後の返金は返金ポリシーの条件に従います。
開通したあとでも返金されることはある?
二つあります。一つは返金ポリシーの「供給事業者の障害による利用不可」で、「当社の責任の範囲に該当するため、インストール・開通の有無にかかわらず、証憑を確認のうえ一部または全額を返金いたします。」と書いています。もう一つは「表示・広告と異なる場合」で、商品が表示・広告の内容と異なる場合や契約内容と異なって履行された場合は、インストール・開通後であっても、韓国「電子商取引等における消費者保護に関する法律」第17条第3項に基づき、その事実を知った日または知り得た日から30日以内、供給を受けた日から3か月以内に申込みの撤回ができます。
それ以外は、開通後の返金はありません。インストールしただけで開通していないeSIMも同じです。端末がeSIMに対応していなかった場合も、国や商品を買い間違えた場合も、返金ポリシーはインストール前なら全額返金、インストール後は返金なしと定めています。つながらない原因が障害なのか端末の設定なのかを先に切り分けたいなら、インターネットにつながらないときの確認先の順に見て、その結果をメールに書き添えてください。まだ決済前なら、端末とSIMロックの確認が先です。
旅行が延期になったら、入れておいたeSIMはどうする?
出発の2日前、航空会社から日程変更のメールが届きます。新しい便は3週間後です。eSIMは先週、自宅で入れてあります。
このとき開くのは注文ページだけです。バッジが「インストール済み・開通待ち」なら、まだ開通していなくても返金はもうありません。見るのは開通期限です。開通期限が新しい到着日より後なら、何もせずに置いておき、3週間後に韓国に着いてからデータローミングをオンにすれば、利用期間はそこから始まります。新しい航空券の到着日と、注文ページの開通期限。二つの日付を並べれば、そのまま使えるかどうかはすぐ分かります。
もしeSIMをまだ入れていなかったなら、バッジは「インストール前」で、道はもう一つ増えます。新しい日程がまだ決まらない、あるいは期限を越えそうなら、QRコードを読み取らないまま注文番号を添えて返金を申し込めば済みます。インストールを旅行の日程が確定してからにしておけば、こうした変更にも返金で対応できます。
データは出発前に用意を
SIMはそのままで、データ回線を1つ足すだけです。普段の番号は今のSIMに残ります(海外で電話やSMSを受け取れるかは、ご契約の通信会社のローミングによります)。
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