韓国eSIMに切り替えたときLINE・WhatsApp・iMessageはどうなる?

韓国eSIMを入れると、LINEやWhatsAppの番号は変わる?
変わりません。LINE、WhatsApp、iMessage、FaceTime、WeChat、カカオトークは、どれも日本で登録したアカウントのまま動き、そのアカウントはデータ通信に使っているSIMではなく普段の番号にひも付いています。 ケダント(케단토)の韓国eSIMは電話番号もSMSもないデータ通信専用なので、そもそもアプリが乗り換えられる番号がありません。起こりうるのは番号の再認証を求められる場面だけで、そのコードは普段の番号に届くため、普段の回線はオンにしておく必要があります。以下はLINE、WhatsApp、アップル、WeChat、Weixin、カカオのヘルプセンターを2026年9月30日に確認した内容です。
| アプリ | アカウントがひも付いているもの | 韓国eSIMの役割 | 韓国で避けたいこと |
|---|---|---|---|
| LINE | 登録した電話番号とメールアドレス | LINEの通信を運ぶ | 新しい番号で認証し直そうとする |
| 登録した電話番号 | メッセージと通話をデータで運ぶ | 登録し直す・番号を変える | |
| iMessage、FaceTime | 普段の番号とApple Account | データで運ぶ | 普段の回線をオフにする |
| WeChat、Weixin | アカウントIDと登録した携帯番号 | WeChatの通信を運ぶ | ほかのログイン手段がないままログアウトする |
| カカオトーク | 登録した電話番号 | カカオトークの通信を運ぶ | 認証を何度も繰り返す |
LINEを韓国eSIMの番号に移すことはできる?
できませんし、移す必要もありません。LINEヘルプセンターは、認証に使えない番号や端末として「データ通信専用SIM(SMS非対応プランを含む)」を挙げています。 韓国eSIMはLINEのアカウントには関わらず、トークや通話の通信を運ぶだけです。LINEのアカウントは、今登録している電話番号とメールアドレスのまま韓国でも使えます。
LINEは、国内/国外を問わず基本機能を無料で利用できるとしたうえで、利用に必要なデータ通信料は発生すると書いています。国内で契約した端末を海外で使うとデータ通信料の料金体系が異なる、という注意もあります。韓国でモバイルデータ通信を韓国eSIMに切り替えておけば、LINEの通信は日本の契約のローミングではなく韓国eSIMのデータから使われます。
韓国でLINEから認証番号を求められたら、どこに届く?
LINEに登録している普段の番号に、SMSか通話で届きます。 LINEのヘルプは、電話番号を登録・変更するときや、アカウントを引き継ぐときにはSMSまたは通話で認証番号を受け取る必要があると説明しています。受け取れるのは日本/韓国/台湾/香港/タイの携帯電話会社の番号で、固定電話、050番号、仮想電話番号、Wi-Fi専用端末も認証には使えません。
韓国にいる間にこの画面が出たときに頼れるのは、普段の番号で受け取るSMSか通話だけです。普段の回線をオンにしたままデータ通信だけを韓国eSIMに回す設定は、韓国で普段の番号にSMS認証コードを受け取るにはにまとめています。出発前には、LINEの ホーム>設定>アカウント で登録中の電話番号を確かめ、メールアドレスとパスワードも登録してあるか見ておきます。LINEが案内している他国の番号へ変える手順でも、このメールアドレスとパスワードの入力を求められます。
他国の番号に変える手順は、旅行中に関係ある?
旅行中は関係ありません。 LINEの「他国の電話番号へ変更/登録するには?」は、変更・登録できるのは日本⋅台湾⋅タイ⋅香港⋅韓国の電話番号だけだと明記しています。手順は、トーク履歴をバックアップしてLINEをアンインストールし、再インストールしてから新しい国の番号で認証する、というものです。住む国が変わった人向けの手続きで、番号のない韓国eSIMで旅行する間にやることではありません。
WhatsAppはなぜ普段の番号のまま使える?
WhatsAppヘルプセンターが、アカウントは特定のSIMカードやSIMスロットではなく登録した電話番号にひも付いていると書いているからです。 複数の電話番号についての記事によると、デュアルSIMやeSIMの端末でもWhatsAppが使うのは認証した番号だけで、もう一方のSIMや回線でログイン中のアカウントが変わることはありません。
同じ記事には、SIMを抜いたり入れ替えたりしてもWhatsAppから自動でログアウトされることはない、とあります。ただし、アカウントを使い続けるには登録した番号の有効なSIMまたはeSIMが必要だとも書いています。普段のSIMやeSIMは端末に入れたまま、旅行中もオンにしておきます。WhatsAppのデータローミング料金の記事は、旅行中に現地のSIMを使っても普段の番号でWhatsAppを使い続けられるとしつつ、番号を認証・再認証するには、その番号のSIMが端末に入っていて通話かSMSが使える状態でなければならないと書いています。
再認証のコードが届かないときについては、WhatsAppは3つの方法を挙げています。
- ローミングをオンにして、普段の番号でSMSか電話を受ける(追加料金がかかる場合がある)
- 「Call me」を選び、出られなかったときは留守番電話に残されるコードを聞く
- アカウントにメールアドレスを登録してあれば、登録し直すときにメールでコードを受け取る
メールアドレスの登録は、日本にいるうちに済ませておけることです。WhatsAppは、端末や番号を頻繁に切り替えると再認証ができなくなることがあるとも書いているので、旅先で番号をいじるのはやめておきます。
デュアルSIMのiPhoneで、iMessageとFaceTimeはどちらの番号を使う?
普段の番号です。2つの回線のうち、電話番号を持っているのは普段の回線だけだからです。 アップルのデュアルSIMの案内には、iMessageやFaceTimeでどちらのモバイル通信プランを使うかを選択でき、片方または両方の番号を選べると書かれています。ケダントの韓国eSIMには番号がないので、選択肢が増えることはありません。
アップルの海外旅行でのeSIMの案内(2026年9月17日公開)は、両方の回線をオンにしておけば主回線はそのまま機能し、旅行用eSIMのみにした場合もFaceTimeとiMessageは自分の国での回線で引き続き機能すると書いています。とはいえ、普段の番号に届くSMSまで受け取れるのは両方オンのほうです。
確認する場所は「設定」>「アプリ」>「メッセージ」>「送受信」です。「iMessageの送受信に使用可能な連絡先」で普段の電話番号とApple Accountが選ばれていれば大丈夫です。FaceTimeは「設定」>「アプリ」>「FaceTime」の「FaceTime着信用の連絡先情報」を見ます。アップルは、メッセージやFaceTimeで使う電話番号を設定するには、その番号にアクティブなSIMまたはeSIMが紐付けられている必要があると書いています。普段の回線をオフにしない理由がここにもあります。
WeChatとカカオトークは、韓国でログインし直すときに何が要る?
WeChatは新しい端末で初めてログインするとき、SMSだけに頼らない二段階目の確認を求めます。 WeChatヘルプセンターによると、アカウントIDとパスワード、または携帯番号と認証コードを入れたあとに、次のどれかでもう一度確認します。前の端末のWeChatでQRコードを読み取る、アカウントIDとパスワードか携帯番号と認証コードでログインする、登録したメールアドレスでコードを受け取る、よく連絡を取る友だち2人にコードを送ってもらう、の4つです。SMSで受け取る場合、番号の国の外にいるなら国際ローミングを有効にする必要があるかもしれない、とも書いています。韓国eSIMを入れても端末は同じなので、新しい端末にはあたりません。それでも、パスワードとメールアドレスを登録してあるかは出発前に確かめておきます。
カカオトークは日本の番号で登録でき、認証コードもその番号に届きます。登録の流れは韓国の電話番号がなくてもできること、できないことにあります。カカオアカウントで国ごとのログイン制限(국가별 로그인 제한)をオンにしている人は、ログイン許可国として登録した国でだけ、追加の認証なしにカカオアカウントとパスワードでログインできます。カカオのヘルプによると、旅行や出張で海外にいるときは追加認証の画面でその国を許可国に加えられ、登録できるのは最大3か国です。なお、ケダントの韓国ページは、このeSIMの通信がシンガポール経由で出ていくため、韓国のサイトやアプリによっては海外からの接続として扱われることがあると書いています。
出発前に、アプリの設定で何か変えておくべき?
番号はどのアプリでも変えません。見ておくのは、SMSがなくてもログインし直せるかどうかです。 韓国eSIMには移せる番号がなく、LINEもWhatsAppも、認証にはSMSか通話を実際に受けられる回線が要ると書いています。
- LINE: ホーム>設定>アカウント で登録中の電話番号、メールアドレス、パスワードを確認
- WhatsApp: アカウントにメールアドレスを登録
- iPhone: 「送受信」で普段の番号が選ばれているかを確認
- WeChat: パスワードと登録メールアドレスを確認
- カカオトーク: まだなら日本で登録まで済ませる
スマートフォン本体では、普段の回線はオンのままデータローミングだけをオフにし、モバイルデータ通信を韓国eSIMにします。その画面がiPhoneとGalaxyでどこにあるかはiPhoneとGalaxy、韓国eSIMの設定画面はどこから違うのかに、着いてもメッセージが送れないときに見る場所は韓国でeSIMをオンにしたのにネットにつながらないときに書きました。端末がeSIMに対応しているかどうかは対応機種チェックで確かめられます。
仁川空港からソウルに向かう電車で韓国eSIMがつながると、LINEのトークは日本にいたときと同じ番号、同じ友だちのまま流れ始めます。アプリの側から何かを聞かれることは本来ありません。もし「電話番号を入力してください」と出たら、そこで手を止めます。普段の回線でSMSを受け取れる状態になるまで、先へ進まないのが安全です。
データは出発前に用意を
SIMはそのままで、データ回線を1つ足すだけです。普段の番号は今のSIMに残ります(海外で電話やSMSを受け取れるかは、ご契約の通信会社のローミングによります)。
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